Git の基本設定⚓︎
本章では、 Git の基本設定に関するガイドラインを示します。
改行コード⚓︎
AlesInfiny Maris OSS Edition では、通常 Git のリモートリポジトリ内の改行コードが LF で統一されることから、ローカルリポジトリの改行コードも LF に統一する方針を採用しています。 各ツール・エディターの設定を以下のようにします。
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Git
Git はチェックアウトする時、テキストファイルの改行コードを CRLF に自動変換することがあります。 以下のコマンドを実行し、チェックアウト時の CRLF への自動変換を無効化し、コミット時は LF へ自動変換するように設定します。
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git config --local core.autocrlf input
ただしこれらの方法は Git の設定を開発者自身が行わなければいけないため、改行コードが開発者の環境によって混在する可能性があります。 そのため .gitattributes を利用して、ソースコードの改行コードを強制的に LF に変換するように設定します。
.gitattributes 1
* text=auto eol=lf
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Visual Studio
Visual Studio はデフォルトで改行コードを CRLF に変換します。 これを無効化するために、プロジェクトに editorconfig を作成し
end_of_line = lf
を追加します。.editorconfig 1 2
[*] end_of_line = lf
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Visual Studio Code
プロジェクトで共通の設定をするため、 ワークスペースで設定します。 .code-workspace ファイルへ以下のように設定します。
.code-workspace 1 2 3 4 5
{ settings: { "files.eol": "\n" } }
またワークスペースを作成しない場合は、フォルダー単位で設定します。対象のフォルダーで .vscode/settings.json ファイルを作成し、以下のように設定します。
.vscode/settings.json 1 2 3
{ "files.eol": "\n" }
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OpenAPI
OpenAPI の NSwag で生成されるコードの改行コードは、デフォルトで CRLF です。 そのため、改行コードを LF にするには、 nswag.json へ以下の設定を追加します。
nswag.json 1 2 3 4 5 6 7
{ "documentGenerator": { "aspNetCoreToOpenApi": { "newLineBehavior": "LF" } } }